【豊見城市】マツダCX-8のガラスリペア|車検(中古新規)での落検リスクを回避する判断ロジック NEWS / BLOG / CAMPAIGN
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走行中に受けた飛び石の傷。特に中古車の新規登録や継続車検を控えている場合、その小さなヒビが「不適合(落検)」の決定打となります。
今回は、中古車業者様より「登録検査で落検の可能性がある」とご相談いただいた、マツダ・CX-8の施工記録を公開します。

■ 診断:目視を超えた「隠れクラック」の予兆
今回の損傷は、中心から鋭い線が伸びる「スターブレイク」と呼ばれる形状です。マニュアル的な基準ではサイズさえ収まっていれば修理可能とされますが、現場ではその手前の「点検」が仕上がりを左右します。
現場での違和感と点検プロセス
まず目視で全体像を確認した後、衝撃点周辺を慎重に加圧し、表面から見えない**隠れクラック(潜在的なヒビ)**の有無を点検します。
この工程を省略すると、レジン(補修用樹脂)を硬化した後に未充填部分が残り、以下のような複数要因でヒビが延伸するリスクが残ります。
• 走行時の微振動
• 沖縄特有の激しい温度差によるガラスの膨張・収縮
• 段差通過時に発生する車体(モノコック構造)のねじれ応力
■ 施工:真空サイクルを「複数回」繰り返す物理的理由
CX-8のようなマツダ車は、静粛性と剛性を高めるためにガラスの設計もシビアです。ヒビ内部にわずかでも空気が残れば、そこが弱点となります。

浸透性を高める複数工程
専用機材で減圧し、内部を真空に近い状態にしてからレジンを加圧注入します。スターブレイクのようにヒビが鋭い場合、1回の施工では末端まで浸透しきらないケースがあるため、当店では**「減圧→加圧」のサイクルを複数回**繰り返します。
これにより、目に見えない空気の粒を完全に排出し、透明度と強度の両面で精度を高めていきます。
■ 沖縄の環境下での「熱・UV」管理
教科書的な手順とは異なり、沖縄の、特に日陰が確保できない屋外環境では、自然光(紫外線)と熱そのものがリスクになります。
保護措置
通常、レジンはヒビの隅々まで行き渡った後にUV照射で固めるのが理想です。しかし、高温環境ではレジンの反応が不安定になりやすく、予期せぬタイミングで硬化が始まってしまいます。
今回はUV遮断シートで保護しつつ、ガラスの熱膨張を抑制しながら施工を行いました。本来は屋根下での作業を基本とするのは、こうした物理的な不確定要素を排除するためです。

■ リスク:ガラスリペアに「二度目」はありません
DIYや簡易キットによる修復を、プロの視点からは決してお勧めしません。
• 修復不可の理由: 一度中途半端にレジンが詰まって固まると、再施工は不可能です。衝撃点が塞がれるため、プロ用の機材でも奥へレジンを届けることができなくなります。
• 高額な交換費用: DIYで失敗した結果、ヒビが伸びてしまい、最終的に10万円〜20万円単位の「ガラス交換」に至った事例をいくつも見てきました。

■ まとめ:保安基準への適合
スターブレイク特有のギラつきを抑え、修復跡が目立ちにくい状態まで改善しました。
「リペアできるタイミング」は一度きりです。車検に通るか、高額な交換になるか。その境界線で迷われている方は、特定整備事業(国認証)としての判断ロジックを持つ当店へご相談ください。
施工店舗
GRIT豊見城店
豊見城市豊見城337-2